3年FIRE【なぜ始めたのか】プロジェクト開始の動機

3年FIRE
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このページでは、僕が3年でFIREするプロジェクト(通称3年FIRE)を始めた背景について述べます。

背景

まずはプロジェクト開始の背景について述べます。

過去に描いた夢:早期リタイア後の自由な研究開発

27歳のとき、僕は結婚式のパーティーにて将来の夢として『早期リタイア後の自由な研究開発』と掲げました。経済的に自立して早いうちに会社員を辞め、一人で研究をしたり新しいものを作ったりしたいと考えていたのです。その強い思いの証拠として、実際にオリジナルのブランドWebサイトを作り3D-CGのコンセプトモデルを掲載して反響を得ようとするなど、20代前半の頃から少ない時間を使って活動していました。

リンク:派手な結婚式はやめとけ。僕がそう考える理由

30歳でFIRE達成、夢を叶える第一歩

それから約3年後の30歳のとき、僕はFIREを達成しました。その頃にはFIREという言葉はありませんでしたが、僕が達成したのは『経済的自立』と『早期リタイア』で、これは現代で言われているFIREのことです。すごく嬉しかったことを覚えています。平日の昼間から醸造所でビールを飲んでみたり、高い場所から会社員の通勤風景を眺めてみたり、スーツを着てカフェにPCを持ち込み会社員ごっこをしてみたり、浮かれていました。

徐々に堕落してゆく

最初は真剣に夢を目指して事業に取り組んでいました。しかし、徐々に僕の生活は堕落していったのです。夜更かしをして昼まで寝て、変な時間に食事をし、ゲームをして、食べて、またゲームをして寝る。この繰り返しになっていました。夢を叶えるための第一歩である早期リタイアを、しかも30歳という若さで達成したにもかかわらず、なんと僕は怠けてばかりいたのです。このままではダメだと何度も考えました。しかし、行動は変わりませんでした。

僕は想像以上に怠け者だった

僕は、自分が思っていた以上に怠け者だったのです。寝る、食べる、ゲームする、の繰り返しで、何度も直そうとしましたが直りませんでした。僕は徐々に危機感を抱いていきました。

ちなみに、僕はもともと生活保護には肯定的な意見です。最終的には生活保護があると考えたからリスクを取った行動をできて、その結果として今があるのだと思っています。しかし、そのような価値観の持ち主は、自由を得ると最初は怠けてしまう場合があるのかもしれません。少なくとも僕はそうでした。

僕は『自由』以外に対する執着心が小さすぎた

僕が欲しかったのは、『自由』でした。もっと正確に言えば、自由を得るための手段としてお金が必要でした。そして、僕の言う『自由』というのは、おそらく比較的かわいい方だったのだと思います。その『かわいい自由』を得てしまった以上、怠けてしまうのは必然だったのかもしれません。タワーマンションに住みたいとも思いません。高級車が欲しいとも思いません。ブランド物にもほとんど興味はありません。成功して名声を得たいなどという野望もありません。そしておそらく、自分の自由を犠牲にしてまで世の中を変えたいという善意もありません。僕は『自由』以外に対する執着心があまりにも小さいのだと思います。

仕事用に組んだPCをゲーム機として使う

あるとき、設備投資をすればやる気になるのではないかと考え、PC周辺を一新しました。新しくCPU、マザーボード、グラフィックボード、メモリ、電源など一式を揃えて、PCを組みました。モニターもフルHDマルチから4Kに替えました。すごく快適な環境になりました。・・・それなのに、なんと僕はそのPCでオンラインゲームをしていたのです。プレイ時間は2021年の実績で2000時間を超えていました。2019年と2020年は確認できませんでしたが、同じぐらいやっていたかもしれません。当時はApexLegends(PC)を、少し前は大乱闘スマッシュブラザーズ(Nintendo-Switch)を楽しんでいました。3年間での合計プレイ時間は5000時間を超えそうです。

ゲームをせずに別の行動をしていたら・・・?

もし僕がゲームをせずに他に何か有意義なことをしていたらどうなっていたのでしょうか。分かりやすく国家資格を例に挙げてみます。次の表は、難易度「高」の資格と、資格取得に必要な勉強時間の目安を示しています。

資格勉強時間の目安
司法試験3000~8000 時間
公認会計士4000 時間
税理士3000 時間
司法書士3000 時間
弁理士3000 時間
土地家屋調査士1000~1500 時間
中小企業診断士1000 時間
社労士800~1000 時間
行政書士500~1000 時間
データ元:資格Times https://shikakutimes.jp/topics/2623

青で示した資格は1つか2つ取得でき、もしかすると黄色で示した資格も1つぐらいは取得できていたかもしれません。※果たしてそんなにたくさん勉強できるのか、ということは考えないでおきます。

約4年が経過し、学生時代の4年間と比較する

4年間というのは、普通の大学生が入学から卒業までに費やす時間と同じです。自分の学生時代を振り返ると、濃厚な時間を過ごしたことを思い出します。それと比較して直近の4年間は怠けてばかりで、自分がほとんど成長していないことに驚きました。そして反省しました。

後悔、反省、危機感

以上のような内容から、後悔し、反省し、危機感を持ちました。そして、約4年という時間の経過の助けもあり、何か動き始めなければと本格的に考え始めたのです。

背景まとめ

このように、僕はどうしようもない怠け者だったのです。そして、お金に対する執着心が小さいため、商売人としての強さもありません。

怠け者、動き出す

十分に怠けた今、僕は動き出そうとしています。早期リタイアを目指し、あれほど努力していた僕はどこへ行ったのだろうか。僕は、また何かを生み出すことはできるのだろうか。

怠けることは悪いことではないとも思う

過去を振り返ると、僕はたくさん怠けて、怠けすぎると動き出す、ということを繰り返していることに気付きました。そのおかげもあってか、心身ともにすごく健康です。怠ける方法を知らず頑張りすぎた結果、心身の健康を失ってしまう方もいらっしゃいますから。

今は動きたいとき

色々と述べましたが、要約すると『たくさん怠けてきて、このタイミングで動きたくなったからプロジェクトを始めた。』ただそれだけです。

有力な仮説:僕は嫌なことから逃げるために本気を出す

あるとき、ふと思いました。僕が持っている一つの性質に気付いたのです。

ぼく
ぼく

僕は気付いてしまったのです。

僕が本気を出すのは嫌なことから逃げるときなのかもしれない、ということに・・・!!

『僕が本気を出すのは、嫌なことから逃げるとき。』

本プロジェクトでは、この仮説を実証するという隠れた目的も兼ねています。もちろん、僕にとって『嫌なこと』というのは会社員として自由を奪われ労働することです。はたして、僕は本気を出せるのだろうか。

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